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浪漫万丈

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●高橋真麻「父に迷惑がかからぬように・・・」




「高橋英樹の娘じゃなかったら何かしたかったわけでもないのですが、常に父を気にして生きてきたのは窮屈だったとは思います。2世ならではの悩みかもしれませんね」




そう語るのは、隔週連載『中山秀征の語り合いたい人』第51回のゲスト・フリーアナウンサーの高橋真麻(34)。フジテレビ入社9年目でフリーに転向。老客男女問わず多くの人から愛されるキャラクターの秘密を中山が解き明かす!




中山「真麻ちゃんは、英樹さんとの共演も多いよね。やりづらさとかはない?」




真麻「ないです。むしろ親子一緒にVTRを見て、アハハと同じタイミングで笑っている瞬間をカメラで抜かれたとき、『とりあえずひと仕事終えた……』と安心します(笑)。きっと制作の方もこの画がほしくて親子で呼んでいると思うので、ニーズに応えられた気がして。わざとやっているわけではないんですよ。本当に自然なのですが、これで求められていることのひとつはできたと思えるので」




中山「英樹さんがバラエティに出るようになったのは、真麻ちゃんの発言がきっかけだったとか?」




真麻「父はずっと時代劇にしか出ていなかったので、『私の友達、パパのことなんて誰も知らないよ。SMAPと共演できなきゃ、芸能人じゃない』みたいなことを言ったようなんです。それを聞いて父は、時代劇を多くの人に見てもらうには、若者にまず自分を知ってもらわないといけないと気づいたそうなんです」




中山「娘ならではだけど、厳しいことを言ったね〜」




真麻「父がジャニーズの方と共演したときには、『ウチのパパ、神だ!』と思いました(笑)。社会人になってからは、あらためて父の重ねてきたキャリアや仕事への姿勢は本当にすごいと実感しています」




中山「そんなすごい父親を持つと、誇らしい一方で、プレッシャーもあるのでは?」




真麻「私が何かしたら、父が積み上げてきたキャリアを一気に崩す可能性もある。だから、父に迷惑がかからぬよう、とにかく真面目に生きてきました。だから、今になってもうちょっと自由に生きたかったなという思いもどこかにありますね」




中山「反発はしなかったの?」




真麻「ずっと父が努力している姿も見ていましたし、反発する勇気もなかったですね。フジテレビに入社して高橋真麻という名前を出せるようになってからはラクになりました。自分のやったことは自分の責任だから。とはいえ、やはり父に迷惑はかけてはいけないという思いは常にあります」


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