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浪漫万丈

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●鈴木亜久里氏がF1裏事情を暴露!



元F1ドライバーの鈴木亜久里氏(56)が、23日深夜放送の「じっくり聞いタロウ」(テレビ東京系)に出演。世界最高峰のレース「F1」の金銭にまつわる裏事情を語った。

F1ドライバー、そしてチームオーナーとしてその名を馳せた鈴木氏。1989年にドライバーとしてデビューし、翌90年の鈴鹿グランプリでは3位となり、これまで欧米人で占められていた表彰台にアジア人として初めて立った。

チームとは1年ごとの契約で、「ダメだとクビだし、(成績が)良ければお金が入る」とシビアな事情を告白。7年間のドライバー生活の中、平均して毎年7~8億円で契約。最高年収は10億円弱だったと明かした。

しかし、莫大な契約金と引き換えに、レースはまさに命懸け。時速350キロ以上で走る車を、雨の中走らせることもあったという。「(視界は)まったくゼロだよ。まったく見えない」という鈴木氏に、MCの名倉潤(48)が「見えなかったら、どうするんですか?」と尋ねると、「アクセル踏むのよ」とポツリ。雨の吹き付ける状況で、当然、前は見えず、横の流れる風景を見ながらコーナリングやブレーキングの判断をするのだとか。さらに、アクセルを少しでも緩めると後ろから追突されるため、怖くても常に全開で走らなければならなかったと語り、出演者を驚かせた。

鈴木氏の活躍していた90年代はバブルのピーク。さぞモテたと思いきや、「そういう雰囲気にはならないよね」とピシャリ。さらに、生活の拠点が海外で、しかもレース中は世界中を転戦するため、飛行場とホテルとサーキット間の移動ですべてが終わってしまうのだという。

しかし、11月から4月まではシーズンオフ。MCの河本準一(41)が「傘のねぇちゃん(レースクィーン)と遊んだ?」と聞くと、一緒に飲むくらいのことはあったという。さらに「夜のピットインはあったでしょ?」という質問には、「夜は(アクセル)全開でしょ。ピットなんかに入っている場合じゃない」と答え、笑いを誘った。

2006年からは、日本人初のオーナーとしてF1チームを立ち上げ、レースに参戦。そこで、チーム運営には莫大な金がかかることを思い知らされたという。当時はレースにエントリーするだけで55億円が必要で、1年間で返ってくるものではあるものの、その額を支払わないとチームの登録は認められなかったのだとか。

ドライバーとして億単位で稼いでいた鈴木氏も、55億円は出せず、「(お金を)集めなくちゃいけないから、銀行とか商談に行きましたよ」と、金策に奔走した当時を振り返った。

しかし、銀行が55億円もの大金を貸してくれるはずもなく、「本当に知り合いに借りた」のだという。日本人の知り合いから登録料の55億円を借り受けた鈴木氏は、そこからチーム作りに腐心。人を雇い、工場を作り、車を開発し、レースに参加。すべて合わせて年間120億円ほどかかったと打ち明けた。

「仮に100億としましょうよ」と前置きした鈴木氏は、「100億円ってピンとこないでしょ?でも1週間で2億円ずつなくなると思ったら、結構ビビるでしょ?」と現実に則した例を出し、共演者を震え上がらせた。

F1は車体の金額よりも、その開発に何よりもお金がかかるそうで、運営費の大半はF1マシンの開発に使われるのだとか。さらに、レースの費用にも驚きの額がかかるという。

レース約3回分しか使えないエンジンが1台1億円で、もろもろの輸送費が年間20億円という世界。チーム運営のための資金集めで疲弊していた鈴木は、ある日、妻の前で弱音を吐くが、「別に命とられないし、自分でやろうって決めたことで、私の前でやめときゃよかったなんていわないで」と励まされたという。

しかし、そんな鈴木氏の努力の甲斐もなく、資金繰りは悪化。チームも3年目のシーズン半ばで撤退を余儀なくされた。鈴木氏は「大変な時もありましたね」と当時を振り返り、「もうやりたくない」と本音を漏らした。

さらに、「F1はテレビ(中継)も観たくない。蕁麻疹出てきちゃうもん」と胸の内を明かし、出演者を驚かせていた。






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