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- Date:2024年11月22日
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◆第93回凱旋門賞・G1(5日・芝2400メートル、仏ロンシャン競馬場)
【ロンシャン(フランス)5日=橋本樹理、持井麻衣、カメラ・高橋由二】世界最高峰のG1レース、凱旋門賞(芝2400メートル=20頭立て)が、パリ郊外のロンシャン競馬場で行われた。日本から3頭が参戦したが、直線で思うように伸びず、ハープスターの6着が最高だった。ジャスタウェイは8着、ゴールドシップは14着に終わった。優勝は昨年の勝ち馬で、地元・フランスのトレヴ(ジャルネ騎乗)だった。
世界の度肝を抜いた3月のドバイ・デューティフリーで見せた豪脚が、凱旋門賞では影を潜めた。馬群のインコースで脚を取られたかのように、ジャスタウェイが伸びない。馬群を縫うように、じわじわと脚を伸ばしたが、優勝したトレヴから大きく引き離され、8着でゴールに入った。
「スタートが良かったが、行き脚がつかなかった。返し馬の感触は良かったので、切れる脚を使えると思っていた。馬場をチェックした時に内側が硬いと感じていた。結果論ですが、前残りだったので、前半のポジションをもっと積極的に取りに行ってもよかった」
福永は厳しい戦いを振り返った。ドバイでの完勝が評価され、国際競馬統括機構連盟(IFHA)のレーティングで日本調教馬として世界1位に輝いた。「レーティングで世界一になった時点で、競馬人として凱旋門賞を意識しないといけないと感じていた」。須貝調教師は他の海外レースの招待を断り、ここへ向かうことを決めたが、展開に泣き、能力を出し切れなかった。
芦毛の怪物と呼ばれたゴールドシップも、分厚い壁にはね返された。スタート直後からハープスターとともに最後方を追走。満を持して直線でスパートに入ったところで不利を受け、立て直しを強いられた。そこから追い上げたが結局14着に終わった。「いろんなことが初めて。よく耐えて、頑張った。結果は仕方がない。彼の力は出してくれた」。ベテランの横山典は相棒をねぎらった。
自信を持って臨んだ2頭の完敗に、須貝調教師は肩を落とした。「世界というか、凱旋門賞はそう簡単に勝てるレースでないことがわかりました。ただ、人(騎手)も、馬も、無事で良かった。みなさんには応援してもらったが、申し訳ない」と頭を下げたが、春のドバイ、秋のロンシャンと、話題の中心は、まぎれもなく須貝厩舎2騎だった。