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浪漫万丈

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●「あさが来た」波瑠の演技、びっくりポンや




「すっかりはまった」「人を元気にする演技。あれは才能」「あの子は和服がいいよ」…。そろそろ加齢臭が似合ってきそうなベテランカメラマンが会話する。普段は小うるさい面々が、素直に人を褒めるなんて、びっくりポンや。

話題の中心は女優の波瑠(24)。NHK朝の連続テレビ小説「あさが来た」で、ヒロインのあさを演じている。

視聴率は好調で、今月4日の平均視聴率は24・1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録し番組最高を更新した。同局の放送総局長が定例会見で「ここ何年かでは珍しく、好評な意見が多く届いている」と相好を崩したほどだ。

その言葉の裏を読めば、通常は否定的な意見が多い朝ドラ。なぜ今回これほど好評なのか。

ベテラン放送記者は「何か変わろうとする時代に乗っかれるか否かという背景は、現代と重なっている。実際、うまく乗り切ろうとしているあさがいて、うまく乗り切れなかった姉の嫁ぎ先もあり、物語の中に喜びと悲しみの強弱が描かれている」と評する。

物語の面白さもだが、波瑠の魅力が人気を引っ張っているのは明らか。「劇中ではおしゃべりで機転が利いて…というキャラですが、本人はそんな気の利いたことが言えるタイプではありませんよ。ただ、透明感がとてつもない。堀北真希に最初に会ったときにもそう感じましたが、どこまで伸びるのか」(雑誌編集者)

本人もてきぱきと反応ができないことを自覚しているようで、取材が弾まないと、「ダメですかね」と記者に問いかけたりするという。

大きいだけではない形のいい瞳、長く細い首、手足も長く、色も白い。

「朝ドラは月から金曜日までスケジュールびっしりで、シーンごとに着物も着替えるので大変。せりふも多いし、加えて京風アクセント。方言チェックの先生と顔を突き合わせてやるしかない。撮影は大阪ですが、週末も大阪で過ごして、疲れを取ったり、せりふを入れたりしています。元気のもとは肉食。ホルモンでも何でも食べているそうです」(テレビ誌ライター)

週刊誌でも軒並み特集が組まれるほど注目度は高く、スター女優の誕生、間違いなし。

第2の能年玲奈? そうならないことを願うばかりだ。



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