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- Date:2024年11月22日
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NHK連続テレビ小説「あさが来た」で、主人公・あさの“実業の師”五代友厚を演じている俳優のディーン・フジオカさん。
「あのイケメンを誰?」と一気に女性視聴者のハートつかんだが、その前からすでに海外で活躍する国際派俳優で、日本では“逆輸入”の形で人気者となった。海外で見ていたという朝ドラを、ディーンさんはどう思っていたのか…。(聞き手 杉山みどり)
◇
--NHK連続テレビ小説「あさが来た」の五代友厚役に決まったときのことを聞かせてください
ディーン びっくりしました。僕にとって朝ドラは「海外の日本大使館で見るテレビドラマ」というイメージでしたから…。
--大使館で、ですか!?
ディーン はい。書類待ちしていて、「やることないなぁ」と手持ちぶさたになっていたときに、ふとテレビに目をやると、何か番組がかかっている。それが朝ドラでした。
--ディーンさんは海外生活が長いですものね
ディーン 高校卒業と同時に日本を離れました。まさか自分が日本のテレビ、それも大使館で見ていた朝ドラに出演するとは想像もしていませんでした。
--その朝ドラの撮影現場はいかがですか? 超ハードスケジュールだと聞いていますが…
ディーン 確かにきついですね。でも、笑顔もお茶目な会話もありますよ。テンションを保ちながらも和やかな雰囲気、といったところですかね。
--あさを演じる波瑠さんはどんな方ですか
ディーン 最初は「静かな方」というイメージでしたが、意外とノリノリで、小芝居を交えて話してくれます。主人公はセリフが多く体力的にもきついと思うのですが、プレッシャーに負けず、プロの仕事をしてらっしゃいます。すばらしい女優さんです。
--ご自身のことをお聞きします。ディーンさんは日本語、英語、中国語、インドネシア語を操る国際派ですが、ドラマでは英語だけでなく関西弁や薩摩弁まで話さなければならず、大変なのでは?
ディーン 薩摩弁も関西弁も自分にとっては外国語に近い感じで、最初は苦労しました。特に関西弁。薩摩弁はルールがはっきりあるのでリズムをつかめば大丈夫でしたが、関西弁は単語によってイントネーションが全く違うのでかなり苦戦しました。
--役作りのために、五代さんにまつわる場所も回られたとか
ディーン はい。大阪取引所をはじめいろいろと。五代さんの末裔(まつえい)の方ともお会いしました。「こういう人物像にしていただいてよかった」とおっしゃっていただいたので、肩の荷が下りたというか、このままやっていけばいいんだと安心しました。
--五代さんは、私利私欲とは無縁の人物だったそうですね
ディーン 五代さんのすごいところは、激動期の混乱の中、具体的なアイデアを持って実行したということだと思います。亡くなった後に分かったらしいのですが、ほとんど資産を持たず借財だけが残っていたそうです。
--縁もゆかりもない大阪の経済の発展に尽くした…
ディーン 「侍」ですね。刀を持っている者が侍じゃない。五代さんの生き方そのものが侍なんだと思います。
--それを演技で表しているわけですね
ディーン 「このとき五代さんはこう思っていたんじゃないかな」と感情の流れを肉付けして演じているつもりです。