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浪漫万丈

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●世界を舞台に戦い続ける「BABYMETAL」の新たな挑戦



2016年4月1日に約2年ぶりとなるNew Album『METAL RESISTANCE』をリリースするBABYMETAL。

これまで各国で培われた経験がふんだんに詰められたという今作は、今後のBABYMETALにとってどんな存在となっていくのだろうか。
すでにライヴで定番となりつつある曲も含め、彼女達がこのアルバムの楽曲に込めた強い想いを語ってもらった。


―これまで、BABYMETALは【メタルレジスタンス】と称した活動を第一章〜第三章まで展開してきましたが、今、改めて『METAL RESISTANCE』というタイトルのアルバムをリリースする意図とは?

SU-METAL:2012年から展開してきた【メタルレジスタンス】も第四章に差し掛かって、去年から掲げている「道なき道を突き進む」というテーマを改めて考えた時、BABYMETALだから出来ることに気づいたんですよ。それは「BABYMETAL」という新しいジャンルの音楽で国境や言語の壁を超えて1つにしていくということで。メタルの音楽って、心を揺さぶられるくらいパワフルな曲が多いと思うんですけど、歌詞に使われているのはネガティヴな言葉が多いじゃないですか。その点、BABYMETALの場合はポジティヴだったり、強い印象の言葉が多くて、そういう表現ってきっとBABYMETALにしか出来ないことなんだろうなって。そういう、自分達だけの道を突き進むっていう決意をこの『METAL RESISTANCE』に込めています。

―先日MVが公開されたばかりの『KARATE』も、まさにポジティヴな力強さがありますね。

MOAMETAL:個人的に、今回のアルバムでこの曲が一番好きで。空手って、礼に始まり礼に終わるじゃないですか。その心得って、生きていく上ではもちろんBABYMETALの活動にも必要なことだと思うんですよ。今回のアルバムではいろんなタイプの曲に挑戦しているんですけど、この曲は3人で戦っている感じがするから好きなんですよね。BABYMETAL道を胸に戦おうっていう。

―ダンスもそれを体現したようなものになっているんですか?

MOAMETAL:そうですね。テーマは「自分との戦い」DEATH! いつも限界を超えることで素敵な景色が見えるって信じているので、そういった己との戦いを意識した表現になっています。途中、3人で集まって踊るところがあるんですけど、ライヴ中に限界が来てめげそうになっても「よし、頑張ろう!」って思えるパートですね。

—SU-METALさんはどの曲が好きですか?

SU-METAL:私は『META! メタ太郎』が好きですね。BABYMETAL史上最もかわいい曲じゃないですか(笑)? あと、サビを3人で歌ってるんですけど今までにそういう曲って無かったんですよ。私の声に2人の声が重なることによって、柔らかみというか優しさが増す感じがして、それもこのアルバムの幅が広がるきっかけになったかなと思います。最近小さい子がライヴに来てくれることが増えたので、歌のお姉さんになったつもりで、みんなで歌えたらいいですね。

—YUIMETALさんは?

YUIMETAL:『Road of Resistance』DEATH! すでにライヴの定番になりつつある曲なんですけど、歌詞が私達にピッタリでポジティヴだし、サウンドもすごくカッコいいし、ダンスも自分的にすごく好きな感じなのでお気に入りですね。それに、ライヴではコール&レスポンスというか、お客さんと一緒に歌う部分があって、みんなで1つになれるんですよ。一番初めに披露したのがイギリスのブリクストンアカデミーでのワンマンライヴだったんですけど、そこからいろんなところでライヴをしてきて、その分たくさんの思い出が詰まった曲ですね。

―すでにライヴで披露している曲でいうと『あわだまフィーバー』もそうですよね。今回音源化して改めて発見したことってありますか?

SU-METAL:今のYUIMETALの話と繋がるんですけど、ライヴでお客さんと曲を育ててる感覚なんですよ。新曲を披露するたびに「こういうノリになるんだ」「この歌詞が胸に響くんだ」「この振り面白いと思ってくれてるんだ」って意外な発見がたくさんあって。今回の『METAL RESISTANCE』は全体的に、前に進むとか夢を追いかけるといったような言葉が多く使われているんですけど、『あわだまフィーバー』はその中でも一番ドリーマーな曲だと思うんですよ。そのフワフワした感じはまさにライヴの中で完成していったものなので、改めてレコーディングをしたからこそ、その雰囲気を出せたんだと思います。

―あと、個人的に気になったのは『GJ!』です。ラップは初挑戦ですか?

MOAMETAL:こんなに早いのは今までなかったですね。レコーディングも早さに追いつくのに必死でした。ラップも早いしダンスも早くて、ライヴでどんな反応になるのかまだ全然想像出来ないので、すごく楽しみですね。

―BLACK BABYMETAL(YUIMETALとMOAMETAL)の『Sis. Anger』は、とにかく歌詞にびっくりしました(笑)。

YUIMETAL:そうですよね(笑)。BLACK BABYMETALなりにブラックメタルを表現した曲なんですけど、私達自身、初めて歌詞を見た時は衝撃でした。普段使わない口調で「おっかないなぁ」って(笑)。でも、やってて楽しかったですよ。BLACK BABYMETALじゃなかったらこんな曲は歌えなかっただろうし。それに、まっすぐな歌詞が背中を押してくれるような感じがして、好きです。

―アルバムの締め括りは『THE ONE』。英詞をSU-METALさんが流暢に歌い上げていますね。

SU-METAL:ありがとうございます(笑)。『THE ONE』って、その名の通り【1つになる】っていう意味で、これからも音楽の力でみんなと1つになりたいという強い想いを表しています。英詞の歌に挑戦したのは、海外のファンの方がライヴで私のパートを一緒に歌ってくれるので、少し歌いやすくなるかなって。きっとワールドツアーを経験していなかったら、この曲は生まれなかったと思います。

―この後、またワールドツアーが始まりますが、どんなツアーにしたいですか?

SU-METAL:海外のライヴって、毎回お客さんの反応がまったく違うんです。そういう意味で、ワールドツアーは修業の場だと思っていて。毎回同じセットリストでやっていても、毎回違うライヴになる。最近はそれを楽しめる余裕が出てきたんですけど、どんな状況でも音楽の力で1つにしたいって思います。あとは、ライヴで新曲をどんどん育てていきたい。これから更に高いハードルを超えなきゃいけないので、そこに向かって曲を完成させていきたいですね。

―その高いハードルというのは、ツアーファイナルの東京ドーム?

3人:そうです。どうしよう(笑)!

—どうですか? 実感あります?

MOAMETAL:正直なところ、実感はありませんね(笑)。ただワールドツアーで新しい地域にもたくさん廻れるので、そこでたくさんのことを学んで、その成果をドームで出せたらいいなとは思っています。

YUIMETAL:まだ全然頭の整理がついてないんですけど、出るって決まったからには絶対成功させたいので、ツアーでいろんなことを吸収して、もっともっと大きくなって東京ドームに似合うBABYMETALになりたいと思います。

SU-METAL:キツネ様からのお告げには、本当に毎回驚かされるんですよ。不安な気持ちになるところまで行かないくらい大きく想像を超えてくるんですけど、毎回無理かもと思いながらも、なんだかんだ成功しているので、今回もきっと大丈夫だろうっていう安心感がなぜかあったりして。そう思えるのも、このチームでずっとツアーを廻ってきたからだと思うんですよね。きっとこの後もワールドツアーっていう修業の中でいろんな経験をして、BABYMETALにしか出来ないドームライヴを見せられるような存在になって帰って来たいですね。



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