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- Date:2024年11月22日
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高橋みなみ×秋元 康 ~2ndシングル作詞会議~
作詞っていうとみんなかっこいい言葉を使おうとする。だけど本当は白米でもなんでも言葉はよくって、すごくいい詩が書けて、泣ける曲が書ける。
秋元先生が体験していないような詩はどうやって書いているんですか?
何か一つの言葉をひっぱり出してきて、そこからどんどん想像する。たとえばここに食べかけのシュークリームがある。なんで食べかけのシュークリームがあるんだろうって想像してみる。そこからストーリーを作っていく。
「なんでこの人はこうなの?」とかって常に考えてみる。たとえば両腕に腕時計をしている人がいたとして、なんで両腕に時計があるのかって考えてみる。一つは絶対に忘れたくない時間があって、そのために止まった時計をつけているとか。あるいは恋人が海外にいて、相手の時間を知るためにもう一つ時計を持っているんだとか。
曲の構成の作り方。よくあるのはAメロ→Bメロ→サビってパターン。
Aメロの前半では景色が見える。たとえばマンションのエントランスを出た瞬間の景色とか。
景色をずっと書いていても、情景描写にしかならない。
Aメロの後半に景色に絡めた心情を入れる。
BメロではAメロの後半で書いた心情の理由を書いてみる。
Aメロで心が重いって書くなら、Bメロではその理由を書く。仕事がうまくいかなかったとか、彼氏とケンカしちゃったとか。聞き手に共感を得られる様な体験を書く。
サビでAメロに書いた景色を絡めて次の展開に持っていく。
2コーラス目以降で話を進展させるには、時間経過や視野を広げる(自分の気持ちから客観的なところに持っていったり。)等して、話を進めていく。
たとえば1コーラス目で部屋を出たなら、2コーラス目では部屋に帰ってくるとか。
(秋元さんとたかみなさんのやり取りを要約したものです。)
頭に残ったキーワードの中から何を歌詞にするかを考える。
たとえば外の空気って言葉から歌詞を作ろうとしたら、どんな外の空気があるかを考えてみる。
外の空気って言ってもいろいろある。部屋の外って意味にもなるし、所属しているグループの外っていうのもある。今の自分を内側って考えるなら、昔や未来の自分も外の空気ってなる。
そういうのを重ねることで歌詞ができる。
秋元康の作詞術
「まず作詞の第一歩は、日常の中で面白いなとか面白い言葉だなっていうのを頭に浮かべること。パソコンなり原稿用紙に向かう時にいきなりなにか書こうと思ったってかけるわけない。面白いなっていう日常が積み重なって歌詞になる。」
秋元康 情熱大陸
Q:自分が持ってないものはなに?
「時間かな。それは今の24時間っていうのが足りないという意味ではなく、僕の残り時間がもうあとわずかという意味であったり、過ぎ去った時間であったりという意味で。時間だけは自分ではどうにもならない。」
自分はピカソになりたい広告代理店マン
でもピカソになれるとは思わない。なりたいと思った時点でダメだと思う。
自分は天才でも芸塾化でもない。自らが見たい絵(企画)ではなく、人が見たいと思うものを書いてきた。
AKB48を秋葉原に作ろうと思ったきっかけは?
「毎日同じ時間に同じ場所に行くと会えるアイドルっていうのがいたら面白いんじゃないかって思って。」
「今は最大公約数ではなく、最小公倍数の時代。子供からお年寄りまで楽しめる何かを作るっていうのはすごく大変。はじめは10人を楽しませる。それが20人30人って増えていくモデルがいいのではないか?」
以下、情熱大陸より抜粋
職業は「作詞家」。
ほかにもいろいろなことしてますが、なんで作詞家を名乗っているのですか?
「肩書がいくつもあるのはカッコ悪いじゃないですか。」
作詞家だけに仕事を絞ろうとしたことはないか?
「全くない。興味があること、好奇心がすべて。面白いと思ったらやるし、面白くなかったら、やらない。」